パッと懐中電灯の灯りに照らされて、周りの景色に同化していた部分が目のくらむ。
一段と明るい懐中電灯の光は、夜の闇を払いのけるには十分だった。
日和は河童を逃がそうとするが、肝心の河童がすでにいない…
日和 「全く、逃げ足だけは一級品だわ…小春…」
小春 「アタイは無事よ、それより、あのバカ…どこに消えたのかしら…?」
林刑事 「紛失物とかないか調べるから、この土地の持ち主からカギを貰ってきてくれないか」
ふわっ
真田 「…?…ん?こんな時間に、つがいでもない蝶が二匹…、モンシロチョウとモンキチョウ…」
「奇妙だな…確か、黄色のはオスだけど、それほど黄色くはなかったから、メスか?」
「どっちにしろ、メスとメスが一緒に居るなんて特別珍しい…」
河童 「日和姉さ~~ん、小春~~、こんなときに冗談キツイよ…マジ、怖いんだけど…」
一体、これは…どうなっているんでしょう?
真田氏と河童の視点が同じ?
おかしいですね、どちらも同じ場所にいるのに…お互いを認識していません…
何が起きた?
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