〈
千住太郎狸の「火遁式八十八拳」を受けた河童…そのまま、燃え溶けてしまい…
六右衛門狸 「オイオイ、修行だから、ちょっとは手加減を…」
「…って、なんじゃこりゃあああ!??」
「つるらの抜け殻術…あやつめ、こんな術だけは早く覚えるんだな…」
前戦の平成末期「狸合戦編」にて、ギルダを封印する芝居をうってまで戦わずに逃げ出したつるらの抜け殻術…
どうのこうのと言っているうちに…残された甲羅から黒く禍々しい妖気が放たれて…
その妖気から鬼のギルダの妖気のかけらが…
とっさに、何かが気がかりなことをこと思い出して、千住太郎狸が口を開く…
千住太郎狸 「末法に現れる鬼…まさか、ギルダがクハンダなのか…?」
六右衛門狸 「おいおいおい…冗談じゃないぞ…かけらでこんなバカでかい妖気なのか…」
末法…?
末法に現れる鬼…?
クハンダ?
河童に攻撃して怪我や傷を与えたり、体内の妖気が漏れるようなこと、また、河童を打ち負かせたりなどしたら…
器にしている鬼のギルダが黙っていない…
狂犬かよ…
修行もあれほど嫌がっていたしなぁ…敵に回さないほうがいいのは、河童本人かもしれません…
体内に眠る誰も敵わない地獄の狂犬を呼び出すようなもの…
コメントを残す コメントをキャンセル