あれから…天界の大惨事から、数か月が過ぎたところ…
乙姫自身も、海底での生活に慣れてしまったりして、ちょっと退屈そうですが…
卑弥呼こと…叔母上様や神楽耶姫をずっと探しているようですね
それも…葵戯に「うさんくさい話し」と、蹴飛ばされながらも…
乙姫自身は…なかなか見つからないことに、やきもきしている様子で、ドタドタと暴れ始めて
4匹のタクス星の子ども達はどこにいるのでしょうか…?
懐かしい母の手毬がどこからともなく落ちてきて…
仕方なく、海底に遊びに出かける乙姫でした……
「星ぃ~の~詩の~声を聴いて~」
「いつかはあなたの場所に帰る~」
「てんてんてまりのこの唄が~」
「あなたの胸に届くように……」
透き通るかのような乙姫の声が海の底に響いて…
と思ったら……天から何かが、乙姫めがけて落ちてきた…
ど…どういうわけか、河童が……
河童 「ここはどこですか?」
「竜宮城じゃないのか……」
衝撃の再会……!?
乙姫 「た…太郎…!」
これは……!
なんと、時空乱流に巻き込まれたあと…乙姫達は、過去に振り落とされていたのです!
江川の河童が海底の竜宮城を目指した日に…
何もない海の底で、空気の泡に包まれた蓬莱の都のその姿は…
まるで、海と時の中に埋もれた「竜宮城」のようにそびえたつ…
それは、かつて、平和を願い地上を離れた人々が天に城を築いた「天空の城」でもある
争いから離れたかつての地上人は、天に住む者として、いずれやってくるであろう厄災の日を知り
地上人を見守るために、月に帰ることなく、天に住んだ……
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