424怪 混戦の天界大惨事!㊴~交錯

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あれから…天界の大惨事から、数か月が過ぎたところ…

乙姫自身も、海底での生活に慣れてしまったりして、ちょっと退屈そうですが…

卑弥呼こと…叔母上様や神楽耶姫をずっと探しているようですね

それも…葵戯に「うさんくさい話し」と、蹴飛ばされながらも…

乙姫自身は…なかなか見つからないことに、やきもきしている様子で、ドタドタと暴れ始めて

4匹のタクス星の子ども達はどこにいるのでしょうか…?

懐かしい母の手毬がどこからともなく落ちてきて…

仕方なく、海底に遊びに出かける乙姫でした……

「星ぃ~の~詩の~声を聴いて~」

「いつかはあなたの場所に帰る~」

「てんてんてまりのこの唄が~」

「あなたの胸に届くように……」

透き通るかのような乙姫の声が海の底に響いて…

と思ったら……天から何かが、乙姫めがけて落ちてきた…

ど…どういうわけか、河童が……

河童 「ここはどこですか?」

   「竜宮城じゃないのか……」

衝撃の再会……!?

乙姫 「た…太郎…!」

これは……!

なんと、時空乱流に巻き込まれたあと…乙姫達は、過去に振り落とされていたのです!

江川の河童が海底の竜宮城を目指した日に…

〈187怪~197怪 叫んで、蓬莱の都!〉

何もない海の底で、空気の泡に包まれた蓬莱の都のその姿は…

まるで、海と時の中に埋もれた「竜宮城」のようにそびえたつ…

それは、かつて、平和を願い地上を離れた人々が天に城を築いた「天空の城」でもある

争いから離れたかつての地上人は、天に住む者として、いずれやってくるであろう厄災の日を知り

地上人を見守るために、月に帰ることなく、天に住んだ……

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